(続)空間把握について

本当に芸人さんは話がうまい。これで食べていっているのだから、当たり前なのだが、「松本仁志のすべらない話」で出てくる芸人さんたちには、本当に感心させられる。話を聞いていると、映像がすんなりでてくる。時系列が後先になっても、話の段取りがちゃんとされているのか、ちゃんと理解できる。プレゼンなどで、「えー」とか、「あのー」という言葉が語頭に入ると、聞きづらいな、と思うことがあるが、この芸人さんたちは、それがあっても、絶妙な間とリズムがあるのか、ぜんぜん気にならずに、話にひきこまれる。

そしてそのひとり千原ジュニアさんが、何かの番組で、若手芸人さんとエレベーターで一緒になった時の話をしていた。その若手芸人さんは、ある話をし始めたが、降りるまでにそれを終えることができなかったとのこと。ジュニアさんは、「オレが1階で降りることはわかっているんだから、それまでに話しをちゃんと終わらせろ!」というようなことを言っていました。

日原先生いわく、「これも時間と空間をちゃんと把握しているかどうかですね」と。なるほど。売れてる芸人さんは、この感覚がちゃんとある、ということだ。だから話に立体感があって、聞き手に、今起こっているかのような映像を与えることができるのですね。

良いコミュニケーションとは、3次元の空間把握なのだ、という面白い発見。