ハートのビートが入っていないとハートフルじゃない

以前、ある文章の読みの指導を日原先生より受けていた時、私の読みを聴いて日原先生はすかさず、「森田さんの身体がその文章を理解していない」とおっしゃいました。

自分の声も聴いて、ハミングも感じて、つまり身体の意識を持って読んでいるつもりでしたが、言われてみてハッとしました。

私は自分の声は聴いていたかもしれないのですが、言葉を聴いていなかったのです。・・・・言葉たちがおりなす情景を聴き取っていなかった。

そこで、その文章の情景をうっすら思い描きながら読んでみた。すかさず先生は「そうです、そういうことです」と。
(その時は、先生にOKを出されたうれしさよりも、せ、先生、なんでわかるのですか〜〜と、いつもながらの先生の神通力の方にただひたすら驚いたのでした・・・)

その情景に溢れているリズムに自分のリズムを同調させていなかったんだ・・・。しかもその調和を楽しんでいない。これが身体が文章を理解していない、ということか・・・。

自分の読みを録音して聞いても「なんでこんなにつまんないんだろう」という理由がここでやっとわかりました。

またその時、「ハート(心臓)のビートが入っていないとハートフルじゃないんです。」という日原先生がCAV中におっしゃた言葉がパッとよみがえりました。

ということで、最初にその文章を読んだ時のことを「ハミングも感じて読んだつもりだった」と書きましたが、ウソでした。
ハートフルじゃない読みで、内圧外圧1対1のハミングができているわけなかったのでした。